空気伝播音とは、音源が直接大気(空気)を振動させたものを言います。アパートなどでの空気伝播音というと、隣室の住人の生活音(話し声やテレビの音など)と、居住外部からの音(自動車の走行音や虫の鳴き声)に分けられます。
空気伝播音は、壁によってある程度は減衰されます(弱くなります)。この減衰の程度を表す単位として遮音等級D値(Difference値)というものが使用されており、D値が大きいほど遮音性が優れていることになります。
例えば、D-40の壁、元の音が100dB(デシベル)の場合、壁の向こう側で聞こえる音は約60dBとなります。
固体伝播音とは、物質(物件で言えば、床や壁、天井など)を振動させて伝わる音を言います。子供の頃遊んだ糸電話が分かりやすい代表例です。
物質を通して音が伝わるので、空気中よりも早く音が伝わるという特徴があります(空気:340m/秒、鉄:5950m/秒)。
その為、建物の隣の部屋からの騒音と思い込んでいたものが実は下の部屋からであったり、騒音元が特定できないといった特殊なケースや、音を伝える物質の特性によっては、元の音を数倍にして伝えてしまうというケースさえあります。
固体伝播音は、更に「重量衝撃音」と「軽量衝撃音」に分類されます。